納戸ってなに?不動産を探しているとよく見る納戸のメリットやデメリット

不動産

ある特定の場所である納戸は、通常の部屋よりも狭いスペースですが、クローゼットよりも大容量の収納が可能です。

納戸は、お宅の側にある納戸を購入し、なんとなく便利だと感じた方々に愛用されています。

では、納戸を有効に活用するためのポイントを紹介します。

納戸の定義

「納戸」と書かれている間取り図を見ると、一部屋分ほどのスペースがあるようにも見えるものがありますが、正確に言うと、納戸は建築基準法で定められている居室として認められていない空間です。

居室として認められるためには、採光や通風といった一定の条件を満たす必要があります。

広さに関わらず、窓のない部屋の場合は「納戸」あるいは「サービスルーム」と表記されています。

また、納戸は用途としてはクローゼットとも似ていますが、人が移動できるほどのスペースがある空間を指します。

一方、クローゼットは納戸よりも狭いのが一般的です。

納戸は、間取り図に表示される部屋の一つです。

この部屋は、略してNとも表されますが、他にもS(サービスルーム)、GR、DEN、フリールームといった様々な表記方法が存在します。

例えば、リビング・ダイニングとキッチンに加えて、3つの部屋がある場合に、そのうちの1つが納戸であれば、「3LDK」の代わりに「2LDK+N」と表します。

納戸を「サービスルーム」と呼ぶのは、部屋の雰囲気によるもので、洋風の場合は「サービスルーム」と呼び、和風の場合は「納戸」と呼ぶという風に、イメージを重視して変えているだけです。

明確な区別はないようです。

メリット

納戸は、通常の収納スペースである押入れやクローゼットでは収納しきれない大きな物を収めるために作られた場所です。

そのため、大きな段ボールなども簡単に収納することができます。

また、通常の収納スペースよりも広く設計されているため、タンスや棚を並べることもでき、収納量が多いという魅力があります。

オフシーズンには使用しないかさばる季節物の商品や、処分するか迷っているものを一時的に保管する場所としても役立ちます。

納戸を収納スペースとして利用する場合、採光が少ないため、日光の影響を受けにくいというメリットもあります。

直射日光を受けないため、食品や家電製品、衣類や書類など、日焼けをさせたくないものを置くのに適していると言えます。

さらに、いかなる表記方法を用いても、納戸は書斎や子供部屋に使うことができます。

スペースが2畳あれば可能です。

自分だけの部屋を持ちたいという方の中には、納戸を居室として活用することが現実によくあるようです。

ただし、納戸は元々居室としての条件を満たすようには設計されていません。

したがって、エアコンを取り付けるための専用コンセントなどはほとんど備えられていないことが多いです。

もし納戸を部屋として使用する予定がある場合は、購入前に空調設備の取り付けが可能かどうかを確認することが重要です。

または、他の部屋にあるエアコンの風が納戸に届きやすい位置にある場合、特別なエアコンは必要ないかもしれません。

使いやすい納戸の特徴

使いやすい納戸とは、物を取り出しやすくしまいやすい構造になっているものを指します。

天井が高いほど、スペースを効果的に活用することができます。

また、納戸の出入り口については、引っかかることなく物を取り出せるよう、引き違い戸を選ぶことがおすすめです。

さらに、奥行きがあるよりも横に長い部屋の方が、何がどこにあるか一目で分かりやすくなります。

間取り図を見る際には、納戸の位置を確認することが重要です。

特に窓のない納戸は、家の外壁に接している場所や北側にある場合、寒暖の影響を受けやすくなります。

壁際に家具や物を詰め込むと結露が発生し、カビが生える可能性もあります。

そのため、できるだけ納戸を敷地の内部に配置するようにしましょう。

換気が不十分な納戸は、保管しているものが傷むリスクが高まります。

エアコンの設置が難しい場合でも、小さな窓があると安心です。

もし窓がない場合は、除湿機やカビ取り剤などを利用して湿気やカビ対策に取り組むことが重要です。

まとめ

納戸がある間取りでは、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)の他に3つの部屋がありますが、これらの部屋を区別するために「2LDK+N」「2LDK+S」と表記されます。

そのため、同じ部屋数の3LDKよりも価格が安く設定されることが多いようです。

初めて見たときにはお得に思えるかもしれませんが、納戸は居室とは異なるものとして考える必要があります。

それでも、購入者が納戸の特徴を理解した上で、居室として使用するつもりであれば問題ありません。

工夫やアイデア次第で、ただの物置部屋だった納戸がお気に入りの空間に変えることができるかもしれません。

まとめると、以下のようなポイントがあります。

1. 納戸は建築基準法では居室としては承認されていない部屋です。

2. 納戸は収納力があり、大きな家具を収納することもできます。

3. 納戸の収納にシェルフや収納用品を使うことで、スペースを有効活用することもできます。

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